生理の異常
- 生理が一度もこない
- 生理不順
- 不正出血(生理外での出血)
- 生理が多い(少ない)
- 生理が長い(短い)
- 生理の後にフラフラする
- 生理痛(下腹部痛 腰痛 頭痛)
現代では、20歳未満でも子宮がんや、クラミジア等の性行為感染症に遭遇するケースが有ります。子宮がんが進行した状態で判明すると子宮を失い子供を産めなくなります。また、ある種の性行為感染症では、不妊症の原因になり妊娠しにくくなるケースも見られます。
将来健康な子供を産むためにも、若い方にこそ、早めに産婦人科を訪れ定期検診を受ける習慣をつけていただきたいと思います。
子宮がんはヒトパピローマウィルス(HPV)というウィルスの感染が原因ですが、ウィルスに対する免疫力には個人差があります。初めての性交の後は、年に一度、気楽な気持ちで良いので、定期検診を受けておきましょう。異常が早めに見つかれば、子宮を残した状態で治療することができるからです。
生理痛がひどい場合、子宮内膜症の疑いもあります。また、女性の晩婚化に伴い妊娠、出産の年齢も上がってきております。いざ妊娠を望んでも、スムーズに妊娠できないこともあります。子宮内膜症も原因の一つです。一昔前の女性は、結婚が早くたくさんの子供を産んでいたので、妊娠、授乳期が長く、その分排卵しない期間も長く、子宮内膜症を悪化させることは少なかったと考えられています。
子宮内膜症は排卵するたびに症状が悪化します。悪化を防ぐには排卵させないことです。しばらく妊娠を考えない、生理痛が重い人の場合は、卵巣を休ませる為の、低用量ピル等がお勧めです。そして、子宮内膜症を悪化させないことは将来の不妊症で悩まない戦略の一つです。
女性の身体はとてもデリケートです。不調や変調があれば、小さなことでも早めにご相談ください。
子宮がんは、性交渉の低年齢化に合わせて発症年齢が下がり、10代後半でかかってしまうこともあるため注意が必要な病気です。
子宮は、妊娠して赤ちゃんを無事に育てる大切な器官です。将来、お子様を無事に産み育てるために、定期的に検診を受けましょう。卵巣嚢腫や子宮筋腫など、ほかの病気が見つかるきっかけになることもあるので、年に一度の検診がおすすめです。
当院は熊本市、山鹿市、玉東町、和水町から委託を受けて子宮がんの定期検診を行っていますので、これまで検診を受けたことがない方も落ち着いて、お気軽にご来院ください。若い方にこそ定期検診の大切さを意識してほしいと考え、受けやすい雰囲気作りを大切にしています。
検診結果で異常が出ても、すぐに「がん」というわけではありません。継続して定期検診でチェックするだけで良い場合もあれば、切除すべき場合もあります。
万が一切除が必要な場合には、円錐切除で子宮をなるべく残す手術を行っている、連携している高度医療機関へご紹介いたします。
子宮体がんは、40歳頃から増えてきますので、40歳以上で生理以外での出血(不正出血)等の異常を感じた場合は、受診をお勧めいたします。
ご希望の方は、接種希望日3日前までに電話にてご予約下さい。
当医院では、熊本市・山鹿市・玉東町・玉名市の委託を受けて子宮頸がんの予防接種を実施しております。キャッチアップ制度は令和6年度までになっておりますので、この機会を逃すことなく接種の、ご考慮をお願いいたします。
また、ご希望により自費での接種も行っています。主にシルガード9を使用しております。
等の症状でお困りの方は、ご相談ください。
多くの女性が感じている生理痛(月経困難症)、生理の量が多い(月経過多症)人には、子宮内膜症や子宮筋腫などが隠れている可能性があります。
生理痛がひどくなって長くなる人の中には子宮内膜症になり将来不妊症になる可能性があり、今妊娠を希望していない場合は低用量ピルやジエノゲストを用い排卵をストップさせて生理痛も改善します。低用量ピルは妊娠を希望する時期になるまで使用し続け、妊娠を希望する頃に中止します。
子宮筋腫はエコーで診断します。これから妊娠を希望するか、産み終えたかによって治療方針は異なります。これから将来妊娠を希望すれ年齢であれば低用量ピル、大きめの子宮筋腫であれば子宮筋腫核出術を実施する医療機関を紹介します。産み終えた人の場合は、低用量ピルもしくはジエノゲスト、GnRH、アンタゴニスト、鎮痛剤、止血剤などの対処療法、子宮筋腫が大きく日常生活に支障をきたす貧血が進行している場合には子宮全摘術の適応で医療機関を紹介いたします。
女性ホルモンを含む低用量ピルを処方しています。
安全に使うために、定期的に血液検査、子宮がん検診等を行っています。
低用量ピルの副作用として、飲み始めて3カ月はホルモンバランスの変化などによる副作用が現れることがあります。吐き気、だるさ、頭痛、下腹部痛、胸のはり、むくみ等があげられます。
その為複数のピルがあり、ご自身にあったピルを見つける必要があります。
血栓症
一番注意すべき副作用は、血栓症です。血液に小さな塊ができ、血管を詰まらせてしまう病気で、重症な場合は命に関わる事があります。なるべく、水分を取る事、運動する事、禁煙をお勧めしております。特に水分を取ることをお勧めしております。
子宮内にリングを入れ、受精卵の着床を阻害し避妊します。
正し、避妊率は95%で生理の量が増えたり、長くなったりする欠点があります。3年から5年に一度入れ替える必要があります。
避妊率98%以上で生理の量が減り、生理が長くなることはありません。
5年間有効です、生理痛が酷い方や、生理の量が多い方にはお勧めです。
子宮内避妊器具で、黄体ホルモンが付与されています。子宮内膜の増殖を抑える動きがあり、子宮内膜が薄くなることで、受精卵の着床を防ぎます。そして、子宮の入り口にある頸管粘液を変化させるため、精子が膣から子宮へ侵入する事を防ぐ効果もあります。
最長5年ほどの効果が持続するため、ピル服用での飲み忘れの心配もありません。そして、月経困難症、月経過多や、貧血改善にも効果が見込まれます。
ピル | 1シート(28日分) 2,600円 |
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リング(FD1) | 挿入 3万円、抜去 1万円 |
ミレーナ | 挿入 5万円、抜去 1万円 |
※正し、ミレーナは月経困難症の保険適用にて使用する場合は料金は異なります。
生理前になると気分が落ち込む、涙もろくなる、怒りやすくなる等の精神的な不調が現れる状態を月経前症候群(PMS)といいます。よく聞く話がお子様や夫を怒り散らしていると、夫から「もうすぐ生理が始まるのでは?」と言われ、ふと我に返ったと。1日ぐらいならいいけれど、生理の1~2週間前から気分が落ち込み日常生活にも支障が出るようだと治療が必要です。低用量ピルでかなり改善が見られます。その他に日本東洋医学会専門医が対話を続け体調に合った漢方薬を探していきます。その他に気持ちを和らげる抗不安薬、抗うつ剤などを処方することもあります。心療内科での治療が必要と判断した場合には紹介いたします。
経膣超音波での検査により、卵巣に3cm以上の腫瘍が見つかった場合、定期的に超音波や、腫瘍マーカーで経過を見ることになります。
大きくなった場合や、悪性と疑われる場合、高次医療機関に紹介いたします。
等、そんな時は恥ずかしがらずに早めに医療機関を受診しましょう。
考えられる病気
白いヨーグルト状のおりものや、豆腐のカスのようなおりものが続き、痒みを伴う症状の場合、カンジタ膣外陰炎が疑われます。
匂いを伴う、黄緑色のおりものと、痒みが伴われる場合、疑われます。
外陰部の痛みを伴う水泡、ヒリヒリ感、腿の付け根のリンパ節が腫れる痛み、発熱などの症状の場合、性器ヘルペスの感染が疑われます。沈静化しても、体力が落ちた時など再発する場合があります。
外来でよく遭遇するのは、クラミジアや淋菌。おりものだけではわかりにくく、検査をして初めて陽性と出る場合もあります。症状がわかりにくいのが厄介で、性活動の活発な世代ではたちまち感染が広がります。複数のパートナーと関係があると感染リスクが高く、片方だけが治療してもパートナーに菌が残っていると、再び感染する可能性が高く、こうなるとなかなか治癒できません。ピンポン感染(卓球でピンポン球をやり取りするように菌をうつしあうこと)と呼ばれる状態を正確に回避するためには、パートナーと同時に治療することが不可欠です。また、コンドームでの予防も大切です。男性の感染が判明した場合には、泌尿器科をご紹介しています。
その他に、梅毒(増えているそうです)、HBV、HCV、HIV、心配な人は定期的に血液検査を受ける必要があります。
閉経後のおりもの異常や外陰部の違和感を感じる場合があります。
高度医療機関にご紹介致します。
なかなか妊娠しない場合、ご相談ください。
基礎体温、超音波で排卵日の検査。精液検査、子宮卵管造影検査、ホルモン検査、ヒューナーテスト(精子と頸管粘液の適合性の検査)をし、タイミング法を指導し、妊娠の確立を上げます。
3回以上のタイミング法で妊娠しない場合は、不妊専門の専門機関を紹介致します。
不妊専門医療機関と連携し、ホルモン注射等を依頼される事もありますのでご利用ください。
これらは自律神経症の症状で、うつ病の初期症状の場合もあります。治療はホルモン補充療法、漢方療法、症状によっては眠剤、抗うつ剤、抗不安薬にて治療する場合もあります。
おしっこが近い、残尿感がある、排尿時に痛みがある、尿の色が濁っている、尿に血が混じる、等の症状がある場合、尿検査を行います。
異常がある場合、抗生剤、漢方薬等で、治療を行います。
排尿時の痛みを伴わない、おしっこが近い、尿意で目が覚ます、頻尿での症状がある場合。尿検査で膀胱炎を否定した後、薬物療法で治療いたします。
漢方薬はオーダーメイド。個々の体質をみて処方し、体質を改善。
漢方専門医が体質に合う漢方薬を探します。
冷え性、むくみ、肩こり、更年期障害、腰痛、頭痛、生理痛、膀胱炎、子宮加水、月経不順、妊娠中のお腹の張り、妊娠中の風邪、生理前の月経緊張症、産後鬱、妊娠中、更年期の精神的な不調などもご相談下さい。
避妊率98%以上で生理の量が減り、生理が長くなることはありません。
5年間有効です、生理痛が酷い方や、生理の量が多い方にはお勧めです。
子宮内避妊器具で、黄体ホルモンが付与されています。子宮内膜の増殖を抑える動きがあり、子宮内膜が薄くなることで、受精卵の着床を防ぎます。そして、子宮の入り口にある頸管粘液を変化させるため、精子が膣から子宮へ侵入する事を防ぐ効果もあります。
最長5年ほどの効果が持続するため、ピル服用での飲み忘れの心配もありません。そして、月経困難症、月経過多や、貧血改善にも効果が見込まれます。
ピル | 1シート(28日分) 2,600円 |
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リング(FD1) | 挿入 3万円、抜去 1万円 |
ミレーナ | 挿入 5万円、抜去 1万円 |
※正し、ミレーナは月経困難症の保険適用にて使用する場合は料金は異なります。
避妊に失敗し、予定外の妊娠を避けたいときに使用いたします。
性交後72時間以内に薬を服用してください。
※避妊効果は100%ではありませんが適切に服用することで高率に避妊できます。
特徴 | 費用 | |
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レボノルゲストレル法 | 性交後72時間以内にレボノルゲストレル1錠服用します。 | 10,000円 |
※別途診察料が必要です。
産むことができない妊娠の場合、まずはご相談ください。
8週未満 | 85,000円~ |
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8週以降 | 90,000円~ |
熊本市、山鹿市、玉東町、和水町の子宮がん検診を委託されています。
熊本市、山鹿市の特定検診を実施しています。
熊本市、山鹿市から委託されています。
結婚前、妊娠の予定がある方にお勧めしております。
検査としては、血圧、体重、身長、尿検査、子宮がん検診、経膣超音波検査、風疹抗体、性病検査、血液検査(貧血、腎機能、肝機能、血糖、甲状腺ホルモンetc)等を行っております。
ブライダルチェック (超音波検査、内膜症血液検査、 クラミジア検査、 淋病検査、 HIV検査、梅毒検査) 問診、聞き取りにて、 オプション追加可能。 ご相談ください。 | 13,000円 |
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予約が必要です。問診・診察にて接種可能な場合に接種いたします。
子宮頸がん予防接種をご希望の方は、接種希望日3日前までに電話にてご予約下さい。
風疹抗体 | 公費無料/5,500円 |
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9価の子宮頸がんワクチン「シルガード9」の製造販売承認が取得され。取り扱いが開始されました。
内容 | シルガード9(6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型に有効) |
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公費接種対象者 | 小学6年~高校1年相当の女子 |
キャッチアップ 制度対象者(公費) | 平成9年4月2日生まれから、平成19年4月1日生まれの方 |
費用 | 公費0円 公費対象地域(熊本市・山鹿市・玉名郡市)その他の地域の方はご相談下さい。 上記以外の場合:自費30,000円/回 |
1回目の接種を15歳未満で受ける場合:1回目から6か月後に2回目の2回接種
1回目の接種を15歳以上で受ける場合:1回目の接種から2か月後に2回目、6か月後に3回目の3回接種
熊本市、山鹿市、玉名市、玉東町の方を対象にしております。
公費対象者 | 小学6年生から高校6年生(概ね12~16歳) |
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キャッチアップ 制度対象者 | 平成9年4月2日生まれから平成19年4月1日生まれまで |
上記以外の場合 | 自費17,000円×3回 |