令和4年3月10日に第112回熊本産婦人科漢方懇話会の講演会をツムラ熊本営業所と共催で行いました。さらに熊本県医師会の後援も受けております、その節はありがとうございました。私はこの会の世話人を引き受けており、漢方懇話会は開業当初から続けて、二十数年。年に4回講演会を開催しており、こんなにも長く続けていたんだなと書きながら、思い返しておりました。

今回忙しい中、講演をしていただいた村上内科クリニック村上和憲先生には感謝しております。

先生は、これまでも毎年講演をお願いしていますが、快く引き受けていただいております。今回は実際的な先生が経験された症例の内容をお話しいただき、診療の工夫を教えていただきました。そして、漢方薬の成り立ち、生薬の組み合わせの基礎を教えていただきました。漢方薬の処方の理解にも役立つものです。

　私の経験では、一般に漢方治療は患者さんの病気にあった、有効な処方を見つけるのが、個人の体質の関係もあり、見つけるのに苦労するのが現状です。先生の後援でおしえていただいた、処方は有効な事が多く、先生の勉強と研究には頭が下がります。私も今回の講演の内容を実践し、患者さんの病状に是非対応したいと思っております。