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ブログ

  • 2023/03/17

    フクロウ症候群に対する苓桂朮甘湯の使用経験

  • フクロウ症候群に対する苓桂朮甘湯の使用経験

    今日はフクロウ症候群に対する苓桂朮甘湯の使用経験を書きます。 山本巌が1980年の東医雑録に「朝起きが得意で活気があり寝つきが良いヒバリ型」と「朝が苦手で午後3時以降になると元気になるフクロウ型」に大別される事を記載されています。 その後、熊大の発達小児に勤務されていた、三池輝久教授がフクロウ症候群について詳しく調査され研究発表され一般人でも読める本を書かれました。三池先生は漢方薬ではなく生活リ...
  • 2023/03/16

    3月13日(月曜日)にKannpo Shorto Recture in熊本 のウェブ講演を見ました。

  • 3月13日(月曜日)にKannpo Shorto Recture in熊本 のウェブ講演を見ました。

    熊大産科婦人科教授・近藤英治先生の座長のもと、福田病院院長の河上祥一先生が、抑肝散加陳皮半夏の効能・効果について詳しく講演されました。  私も診療でこの処方を多用するほうなので興味津々、河上先生の説明が簡潔・明瞭で楽しく拝聴致しました。  抑肝散加陳皮半夏はイライラに有効であり、月経周期の黄体期のイライラ=月経全緊張症(PMS)に優れ、加味逍遥散が効くイライラとはちょっと違うと話されました。抑肝...
  • 2023/02/14

    五苓散、よもやま話

  • 五苓散、よもやま話


     今日は五苓散について気の向くままに書き留めたいと思います。
     喉が渇いて尿量が少ないもので、めまい、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどをのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、頭痛、むくみ、二日酔い等効能効果が書いてあるものが多いようです。
     生薬の構成は、沢瀉、蒼朮、猪苓、茯苓、桂皮であり、ほとんど利水作用のある生薬で構成されています。...
  • 2023/01/30

    私の漢方修行 はじめの一歩から

  • 私の漢方修行 はじめの一歩から

     35年ほど前、私が最初に処方した漢方薬は当帰芍薬散でした。産婦人科医であればよくあることかもしれません。当時、熊本赤十字病院に勤務し長嶺に住んでおり、近所の奥様が高校生のお嬢さん同伴で来院され、お嬢様が生理痛が辛いとの訴えでした。当帰芍薬散を処方し、生理痛は軽減したもののニキビが悪化したことで、学びが浅い当時の私はそれでお手上げというお粗末な話となりました。  当時熊本赤十字病院の薬剤部では、...
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