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幸せな子育て,胎児記憶について

 

 これは胎児記憶で有名な産婦人科医 池川明先生の調査に関するお話です。

 その、先生は診察中、生まれる前の記憶をもった子供の存在の話を聞かれ、スタッフに話したところ、数名から同じような体験、話を聞いたことで、胎児記憶は本当にあるのかもしれないと感じられ。その後アンケート調査等を行われました、その結果、半数の子どもに胎児記憶があるとの結果が出たそうです。このことが朝日新聞で取り上げられ、「おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと」を出版されました。その後も、世界的にも珍しく2000人以上の大規模アンケートを実施され、その結果も興味深いものが数多くありました。

その内容は、羊水、産道を通るときに頭が締め付けられたことを思わせる内容・胎児の聴覚の発達を思わせる内容・胎動を思わせる内容などです。

不思議な記憶の内容として「親を選んで生まれてきた」「お空の上から親を見ていた」など、同じような記憶の話が何件も存在しているのです。

 私も、面白いなと、聞き取りを進めた結果、患者さん、スタッフのご家族にも、胎児記憶を持つ子供さんがおられました。胎児記憶はあるかもしれない。あるとしたら、素敵な繋がりがあるのかもしれません。これは、親子関係の強い絆になり、素敵な子育てが出来るんじゃないかな、と思わされました。

現在、当院では妊娠初期の妊婦さんに胎児記憶の内容を紹介し、妊娠中からお腹の赤ちゃんを意識して生活することをお願いしています。お腹の中にいる胎児の間にも存在を意識するだけでも、日常生活は変化し、母親としての準備もスムーズに進むように思えます。それが、素敵な子育ての第一歩として始まれば、私としても嬉しいし、そう願っております。             

    写真は自宅に生えている藤の花です、お楽しみ下さい

                                     院長 清田 宗利