熊大産科婦人科教授・近藤英治先生の座長のもと、福田病院院長の河上祥一先生が、抑肝散加陳皮半夏の効能・効果について詳しく講演されました。
私も診療でこの処方を多用するほうなので興味津々、河上先生の説明が簡潔・明瞭で楽しく拝聴致しました。
抑肝散加陳皮半夏はイライラに有効であり、月経周期の黄体期のイライラ=月経全緊張症(PMS)に優れ、加味逍遥散が効くイライラとはちょっと違うと話されました。抑肝散加陳皮半夏にしても、加味逍遙散にしても、河上先生が頭の中でこんな感じの人にはこれっていうようにイメージ化されているのも解り、聞いている人はとても参考になったと思います。
また抑肝散加陳皮半夏は子供を育てているお母さん達にはとても役に立つ薬で、子供にイライラするお母さん達の救いになる薬であると思うところは河上先生と全く同感です。
私の使用法とリンクする事であったり思わぬ発見があったりでした。 河上先生良い講演有難うございました。
令和5年3月14日